profile
name : 小田部 海門(Kaito Kotabe)
division : Chief Operating Officer

ビジネスの現場により深く携わっていたかった
want.jpではビジネスサイドを広く統括する、COOの小田部海門。物流や海外のECビジネスの知見を活かして、want.jpでは日本のメーカーが海外進出に取り組む際の支援事業を新たに立ち上げました。この事業に関連する新規メーカーの獲得やアカウントマネジメント、広告のオペレーションが小田部の仕事です。
小田部は日本の大学院で経済学を専攻後、電機メーカーからキャリアをスタートしました。研究者としてでなくビジネスの現場に興味を惹かれた小田部は、製造業の現場で半導体の調達や交渉業務を担当。「ビジネスの現場により深く携わっていたかった」と考えた彼は、海外のビジネススクールで研鑽を積み、帰国後Amazon Japanに入社しました。
小田部はここでECに関する知見を深めたと言います。「当時の経験は今のwant.jpでの業務に取り組む上での土台となっている」と語るように、日本法人設立間もないAmazon Japanで、バイヤーとしてメーカーの獲得やストアの立ち上げなどに携わりました。

エキサイティングな山があれば、とりあえず登ってみる
外資系のスタートアップを経て、want.jpにジョインしたのは2021年の11月。きっかけはMBA時代の同級生からの紹介でした。代表のテソンと何度かの面談を経て、事業の将来性と“熱”を感じたと言います。
「私は自分のキャリアを考えるときにロングタームで逆算するタイプではない。その瞬間に熱を感じた場所に飛び込んで、学びを得ながら働きたいと考えるタイプです。自分の成長実感が得られる瞬間こそ、幸せを感じられます。できないことができるようになる、成長を体験できるのは何にも代えがたい財産です。お金は後から付いてくる、いわば『知的好奇心を追い求める旅』をしている感覚です」
自分の経験を還元できると感じた点も転職を決断した理由でした。
「エキサイティングな山があれば、とりあえず登ってみる。『計画的偶発性理論』という言葉がありますが、キャリアの約8割は本人の予想しない偶然の出来事に左右されるという考え方です。私のキャリアもこれに近しいものかもしれない」

“良い仕事”の答えを追い求める
want.jpは『世界流通の次の当たり前を作る』というビジョンを掲げています。
「自分が入社して感じたのは、事業の方向性は間違っていないということ。テソンの仕事ぶりを側で見ていると、やり切る力やレジリエンスにとても長けている。そこに対して自分は好感を持っていますし、いっしょに歩みを進めていきたいという気持ちを抱かせてくれます」
これから小田部は、チームのメンバーが自分の輝ける場所を見つけて働けるような環境を築いていきたいと話します。同時に、知的好奇心を追い求める小田部らしい展望も聞かせてくれました。
「個人としては“良い仕事”をしていきたい。“良い仕事”の定義は難しいですが、その答えを追い求めることが、私の働き方なのかもしれません。知的好奇心を追い求めて、熱がある場所に飛び込んでいく、その繰り返しです。答えが出たときには、仕事をリタイアして山で壺を作る『仙人』のような暮らしをしたいですね(笑)」