profile
name : 田村 淳(Jun Tamura)
division : VP of Corporate

キャリアを通して向き合い続けた「数字」
want.jpではVP of Corporateとして、バックオフィス全体を統括する田村。
監査法人のトーマツに入社し、監査やIPO準備を担当。同社では14年間のキャリアの中で、スタートアップをはじめさまざまな業種のIPOに携わってきました。2011年に監査ではない新しいキャリアを選択したいと考え、ファッションECを手掛けるロコンドへ転職。新たな転職先に事業会社を選んだのは、生きた数字を扱ってみたいと考えたからです。
「監査では、企業が決算して出された数字が正しいかをチェックします。いわば過去の数字を扱うのが仕事です。一方で事業会社では現在進行形の生きた数字を扱います。これまでのキャリアとは違った角度から数字に向き合いたいと考えたのが、事業会社を選んだ理由です」
当時、創業間もないロコンドでは「社内の仕組みやフローを整えながら、日々生きた数字と向き合う仕事に取り組めた」と言います。6年後の2017年にはIPOを達成しました。

もう一度IPOに挑戦したい。want.jpには自分の経験を還元できるチャンスがある
ロコンドでの仕事が10年を迎えた2021年、新たなキャリアを選択したいと考えた田村が選んだのがwant.jpです。田村は転職先を選ぶ際に、大きく2つのポイントを意識したと言います。
「1つはビジネスがユニークであり、競争力がある会社であること。もう1つは、マネジメント層との相性が合うことです。この2つは前回の転職でも意識したポイントで、自分の中の判断基準として設けています。want.jpは『世界流通の次の当たり前を作る』というビジョンを掲げ、ビジネスとしてユニークで魅力があります。声を掛けてもらってから何度か代表のテソンと話をする機会がありましたが、人柄にも好感を抱き、自分の判断基準にマッチした企業だと感じました。」
もう一つ、田村がwant.jpを選んだ理由に挙げるのがIPOです。
「もう一度前職で経験したようにIPOに挑戦してみたいという想いがありました。これから成長していくwant.jpであれば、自分の経験を還元しつつIPOへ挑戦できるチャンスに巡り合えると考え、転職を決めました。」

ゼロイチよりも1を10に、10を100にしていく
『利益を出して成長を続けること』『それに見合ったガバナンスが整っていること』 田村はこの2つをIPOを目指す上での“両輪”だと話します。とくに後者の上場に耐えうるガバナンスを整えるのが、これから田村が取り組む仕事です。
「業務フローの可視化や経営の透明性、取り扱う数字に間違いがないのかダブルチェックを行うなど、取り組む課題は多種多様です。立ち上げ当初はどうしても企業の体制や仕組みがごちゃごちゃとしてしまいます。そこを仕組化し、効率的な形にしていくのが自分の役目です。」
一方で過去にIPOを経験したからこそ、ガバナンスの構築にはバランスが必要だと言います。
「あまり窮屈なガバナンスを構築すると、かえってメンバーの負担が増え、業務効率が落ちてしまいます。企業は“生き物”なので、ある程度の遊びを持たせつつ、その上で会社に合わせた仕組みを作っていく。このバランスを見極めながら体制を整えていくことが大切で、私の経験やノウハウを還元できる部分だと思っています。それから私はゼロからイチを生み出すよりも、1を10に、10を100にしていく仕事が好きなタイプです。want.jpは10にも100にも成長できる可能性が詰まっています。その後押しをして、貢献できるよう取り組んでいきたいですね。」